よく「相場を予想する」なんて言葉を聞きますよね。
予想するのでは無く、自分が信じる手法を用いて相場を考えて、
ただただ「相場の動きに付いていく」だけなのです。
もちろん事前に相場がどのような動きになっていくかを全く考えない訳ではありませんのでそこは誤解しないで欲しいと思います。
この”予想する”という概念自体がナンセンスな気がします。
「予想する」ではなく、「付いていく」が正解だと私は思います。
予想するという固定観念があるから、皆さん次から次へと画期的なインジケーターやサインツールを求めて永遠の聖杯探しの旅に出てしまうのだと私は思っています。
相場は結局のところ私たち個人トレーダーが動かせるものでは無く、
私たちは「その動きに追従するのか背くのか」です。
追従できた場合は利を伸ばすことが出来、背いた場合は損切られます。
ただそれだけのことで、それ以上のことでもそれ以下のことでもありません。
私はただダラダラ屁理屈を言いたい訳では決して無くて、
順張りにしろ逆張りにしろ、相場の方向に追従できなかった場合に損切りをしっかり許容して、追従できた時にいかに伸ばせるかしか生き残る道は無いのです。
どんなに稼いでいる億トレーダーでも、専業トレーダーでも、
裁量トレードにおいて100%の勝率というのは実現不可能なので、
やはり皆さん損切りを上手に行い、追従できた時に利を伸ばす事を大切にしているので、
勝率が5割を切っていても、あるいは3割バッターでも結果的に利を残すことが出来ている。
それをイチローが打席に立った際にやるルーティーンのごとく、毎日ひたすらに続けているだけのこと。
その結果、億トレーダーや専業トレーダーになれているだけのことであって、
あなたにはそれが出来ないかと言われれば、その答えは「出来る」なのです。
要は、考え方を根本から改めて、「相場は予想するのではない」と考えれば、
相場の動きに対して素直になることが出来、そこから見えてくる景色も変わってくるのでは無いでしょうか。
過去の私も聖杯探しの旅に長らく出ていたことがありましたが、
その際はやはり予想することに躍起になっていました。
予想では無く、「考える」であり、考えが外れた場合は損切り、
考えが当たっている時に利を伸ばせるだけ伸ばす。
以上です。