専業トレーダーに限らずですが、いわゆるデスクワーカーは非常に危険なのをご存じでしたか?
実はWHOでもデスクワーカーに対して警鐘を鳴らしているくらい危険でして、
がん・脳梗塞・心疾患・糖尿病・高血圧など、重病になる可能性があります。
また、そういった身体的な病気だけではなく、うつ病や認知症など、メンタルヘルス面への影響も非常に大きいのです。
なぜ専業トレーダーは身体に毒なのか?
過去の私もそうでしたが、朝起きたら歯を磨き、朝食を食べ、そして当たり前のようにデスクに座り、
コーヒーなどを嗜みながら夜中まで一日中パソコンと睨めっこという日々を過ごしました。
このご時世、為替や株のトレーダー以外にも、ユーチューバーやウェブデザイナーやエンジニアなど、パソコンで仕事をする職業の人は沢山います。
そういった専門性のある職業ではなくても事務作業もPC、お店の予約状況の確認などもPC、なんでもPCを使う時代です。
そして皆さん共通してパソコンから発せられるブルーライトを浴び続けています。
ブルーライトをカットする眼鏡なんかもありますが、しないよりはマシですが、ほとんど気休め程度です。
PCを使ったデスクワークというのは実際かなり身体や精神に悪影響を及ぼしています。
物凄く脅しているような始まりになってしまいましたが、私はこの記事で何が言いたいのかというと、
FXをやる人なら誰もが専業トレーダーという職業に憧れを抱くものですが、
実際のところ専業トレーダーとして一日中デスクに座りブルーライトを浴びるというのは果たして羨ましいのか?と疑問に思うのです。
かくいう私もFXでのトレードやEAの制作などにはパソコンが必須な訳で、偉そうにものを言えるような立場ではありませんが、
数年前からこのスタイルには疑問と危機感を抱いていて、専業トレーダー=PC張り付きというスタイルは危険だと危惧していました。
なぜなら、実際に私はこのデスクワークの弊害に悩まされた経験があるからです。
慢性的な肩こり、腰痛、眼精疲労、それらから来る頭痛、吐き気、倦怠感、またメンタル面で言えばイライラしやすくなったり鬱になりやすかったりです。
幸い、これまでに大きな病気は経験していませんが、「これはやればやるだけ身体に毒だ」と本能的にそう思えてきます。
つまり作業時間に比例して身体が蝕まれていくという事です。
また、デスクワークは基本的に座りっぱなしで、長時間身体を固定しますので、血流が悪くなり下半身が冷えだして痛みが出てきたりもしますし、
その不快感から来るストレスも半端ではありませんから、結局のところ身体も精神も壊してしまうというのは頷けます。
従って私は出来る限りパソコンを見なくて済むように、トレードはデイトレやスイングをメインにして忙しくならないようにしていますし、
メイン中のメインは指値トレードなので数分で仕事を終える事も日によってあります。
PCを見なければならない時、スマホやテレビなどの液晶物は全てそうですが、必ずブルーライトカット眼鏡を装着するようにしています。
とは言っても全くパソコンを使わずに仕事をするというのはこのご時世無謀とも言えるので、
今回はパソコンで仕事をしなければならない人達が一体どのようにして健康に気を使えば良いのかを考えてみたいと思います。
そして多くの人が夢見る専業トレーダーというあり方が必ずしも憧れの対象でない事、
専業としてFXでご飯を食べていくなら理想の専業トレーダーになる事を考えてみたいと思います。
PCデスクワークの弊害を最大限回避する方法
まずはテーブルとイスという、ある意味拷問器具と言っても過言ではないこのセットを捨てるという大胆に思えるところから始めてみるのも一つだと思います。
テーブルと椅子があるから私たちは座りたくなりますし、何と言っても仕事のしやすさは抜群です。
それ故に人々は無意識に、何の疑問を持つことなく椅子に座り机に向かいます。
ではこれらを捨ててしまえばどんなメリットがあるでしょうか?
家の中で場所に縛られず作業する事が出来ます。
時にソファー、ベッド、カウンター、床、あるいはバルコニーや庭など、
その日その時の気分で仕事をする空間を変える事が出来ますね。
そして座りっぱなしという概念から離れ、立ったり座ったり寝転んだりと変幻自在です。
何が悪いかというと、”座りっぱなし”が悪いのであって、座るという行為自体が悪いのではありませんから、
変幻自在のスタイルであれば身体への悪影響を回避する事が出来ますね。
私は海外を転々としているため、行く先々で当然にスタイルを変える必要がありますから、
幸い、デスク・チェアというセットに洗脳されることなく自分のペースで仕事をする事が出来ています。
捨てると結構お金が掛かると思いますので、まずはジモティ―などで机と椅子のセットを人に譲ってみるのもありですね。
値段をつけて売れればお小遣い稼ぎにもなり一石二鳥です。
会社勤めの方はオフィスがありますからそんな融通は利かないという方もいらっしゃるでしょう。
そんな方は立って仕事をするように改善したり、立ったり座ったりの交互、1時間に1回ストレッチを挟むなど、
融通が利かない中での工夫をしていく必要があります。
昨今、家電量販店や家具店などに行くと、あらゆるデスクワークグッズのようなものが売っていますよね。
姿勢矯正や腰痛予防などなど、どれも座って仕事をする前提で商品を世に送り出されているのですが、
これらは一時的な効果はあっても、結局のところ諸悪の根源である座りっぱなしとブルーライトというところをどうにかしないと結局は身体に毒を与え続ける事になります。
あなたはお金を稼いでも健康を害していたいですか?
皆さん、生活のために仕事をしていますよね。
つまるところ、お金のためという事になりますが、
先程挙げたPCを使う仕事をする人は生きるためにそのアイテムを使う仕事を選択し、お金を稼ぎます。
FXや株などのトレードを生業とし、他に仕事をしたり会社に属したりしない人達の事をいわゆる専業トレーダーと呼びますが、
彼ら・彼女らはお金を稼ぐのと引き換えに自らの健康を差し出しているのと同じと言っても過言ではありません。
悪魔との契約のような感じですね。
多くの専業トレーダーは基本的には自宅の一室で複数のモニターを並べて睨めっこというスタイルでしょうから、
そういった人だとなかなか場所の移動も容易ではありませんし、「カフェで作業♪」など最近のインスタグラマーのような人たちがよく発信しているようなノマドスタイルも不可能です。
まさかカフェに箱状のデスクトップパソコンとモニターを運ぶわけにもいきませんからね・・・
まだFXで思うように稼げないという人からすると、モニターが沢山並べてあって、カチカチと売買してサラッとお金を稼いでいるように見える専業トレーダーというのは、
どこかカッコ良く、憧れを抱くものかもしれませんが、お金は稼げたとしても身体的・精神的には決して良くないスタイルなのです。
ずっとそのようにやってきた私が言うのですから間違いありません。
あなたがまだ若い方でしたらこういった弊害を感じにくいかもしれませんね。私もそうでした。
しかし、20代後半くらいからその弊害を感じるようになってきて非常に悩んだ時期がありました。
よく年齢を重ねて、あとから来るなんて事を色々なシーンで聞きますが、まさにこのデスクワーク問題もそれに当てはまるのではないかと思います。
とは言っても複数のデスクトップパソコンと複数のモニターという整備を敷いている訳ですから、
それを自ら崩してしまうのはとても勇気がいる事でした。
私が取った行動はそれらを全て売り払ってノートPCとモニター1枚のみにしたのです。
座りっぱなしを防ぐために移動に便利なノートPC、座って作業をしたい時にはモニターの出番です。
それまでいくつものチャートや様々な画面を複数のモニターに映し出していたのですが、
実際のところ格好だけで、実に無駄だったなと今では思っています。
専業としてFXでご飯を食べていくなら理想の専業トレーダーになりましょう
私は専業トレーダーという憧れを抱かれる職業を生業とし、また時間や場所に問われるどころか国すら問われないで、家族との時間や趣味の時間を大切にしつつもお金を稼げています。
まさに理想の仕事スタイル、そして人生という大きな枠組みの中では非常に価値のある現実を手に入れていると思います。
皆さんはどうか分かりませんが、私はFXがとても好きという事もあり、時間があれば研究やEA制作に没頭してしまう事もありますが、
それは自分の裁量でどうにでも出来る部分ですので、疲れたら止めてプールに入ったり、外出したりという選択が出来ます。
トレードスタイルは確立しておりますので、FXの研究やEA制作というのは別に食べるためにやっている訳ではなく完全に趣味でしかありません。
ふとたまに自分の事を客観視してみると、本当に数年前に自分が理想としていたスタイルを今まさに確立しているんだなと感慨深くなる時があります。
すみません、いささか自慢のようになってしまいましたね。
あなたはどうですか?
ここまで私が書いたこのページを読み、それでもあなたが理想とする専業トレーダーというものが既存の専業トレーダーの象徴的な”座りっぱなしで複数のモニター監視”であるならば、
私はそれを否定はしませんが、どうか合間にストレッチや適度な運動をして欲しいと思います。
しかし、そうではなくて私のようなスタイルに憧れを抱かれたのでしたらそれはあなたにとって大きな発見となったことと思います。
トレードのスタイルを短期から長期に変え、可能な限りトレードの質を高められればわずかなエントリーチャンスしかなくても着実に資金は増えていきます。
まとめ
このページではPCを使ったデスクワークが実は相当危険であるという事を述べてきました。
しかしそうは言ってもこれからの時代、このスタイルを崩してでもお金を稼ぎ続けるというのはなかなかの気合いが無いと難しいと思います。
結局は、皆さん目指さなくてはならないところが健康第一だと思いますので、適度な運動も意識的にしていかなければならないという事を伝えたいと思います。
いくらお金を稼いでも健康面が最悪では幸福度は圧倒的に落ちていくでしょうから、
適度な運動、適度な仕事と、効率化をして出来るだけ少ない作業時間で大きく稼ぐという事を心掛けて欲しいです。
「それが出来たら苦労しないんだよ」という突っ込みが入りそうなので、本日のところはこの辺りでおいとまします(笑)