タイは東南アジアに位置し、近隣に幾つかの国がありますので、タイを経由してお隣のラオス・カンボジア・マレーシアなどに行かれる方も多いでしょう。
タイに数日のみ滞在する海外旅行の方の場合は、予め往復チケットを取っているでしょうから今回の件は該当しませんが、タイの滞在可能日数である30日間(2023年3月までは45日間)フルで滞在して、陸路または空路で他の国に行く予定の方は日本出国時に帰国チケットを用意していない場合も多いと思います。
下の記事のように、フィリピンの場合では入国時に必ず帰国チケットかフィリピン以外の外国に出国するチケットが必要となりますが、タイの場合はどうなのでしょうか?
結構気になる方も多いと思いますので私の実体験を元に書いていきます!
タイ入国の際に帰国チケットまたは出国チケットは必要なのか?
結論から言うと、「必要ありません」。
タイの場合は今のところは帰国チケットも他の国に出国するチケットも必要ありません。
ただし、日本を出国する際に「帰国の予定は?」「タイでの滞在日数は?」「次にどのようなプランがあるのか?」と聞かれます。
なぜ外国入国の際に帰国チケット・出国チケットが必要なのか?
ですが多くの国では帰国チケットとセット、あるいは他の国に出国するチケットが無いと入国が許可されない国も多いです。
なぜなら基本的に日本人の私たちが外国に入国する際は、その国に滞在できる日数の上限に従う必要があり、それ以上その国に滞在してしまうと不法滞在者として罰金、最悪の場合禁固などもあるからです。
要はその国に違法に滞在して、違法に就労したり、違法に滞在し続ける存在を作らないために、ルール通りの日数で確実に国外に出ることが入国管理局側も分からないと恐いわけですよね。
また、日本の航空会社は基本的に私たち日本人が出国し、到着した外国に入国する際に引っ掛かり、強制送還されるという事態になった場合はそのお客さんを再度乗せて日本に帰られなければならないそうなので、そうなると航空会社側はマイナスでしかないのでそういった事態を防ぐためにも予め上記のような質問をしたり、帰国チケットの提示を求めるのです。
なのでタイに入国する場合は日本に帰国するチケットも、外国に出国するチケットも必要はありませんが、次のプランの予定をしっかり立てておいて、聞かれた際に答えられるようにしておくのは最低限必要になります。
実際に私が体験した出国と入国の状況
私がタイを訪れる際、日本を出国する時に帰国チケットも他の国に出るチケットも用意していませんでした。
その代わり、カンボジアのE-VISAは予め取っておいたので、それをプリントしたものをパスポートと航空券と一緒に持っていました。
提示を求められる事はありませんでしたが、念のためこういった「私は確実に○日にタイを出国するよ」という証明は持っておくと安心だと思います。